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モンゴル伝統の女性の髪型とその装飾品について!
投稿日時:2016年12月7日 水曜日 カテゴリー:モンゴルの最新情報
本日、ウランバートルには晴れ、時々曇りです。
予想最低気温はマイナス20℃、予想最高気温はマイナス16℃です。
今日の服装は毛皮コートやブーツや帽子等が必要です。
本日は、モンゴル伝統の女性の髪型とその装飾品についてご紹介致します。
17~19世紀、モンゴルの女性たちは髪に鳳凰が飛んでいる形をイメージさせた髪型をしていました。
さらに、その髪型に装飾品としてサンゴや真珠、」トルコ石などを盛り込んだ金属製の彫刻やパッチワークなどあしらったそうです。総重量はなんと5~8キロほどあったと言われています。
ではなぜ、女性たちはこのような髪形をしていたのでしょうか?
一説に、魔物を寄せ付けないためと、いわれています。
モンゴルの人々は、むかしから(獅子 龍 虎 鳳凰)の4つの強い動物をあがめています。
このなかの鳳凰の装飾品を身に着け、家庭に魔物が入らないようにしていたのではないかと考えれてています。
現代ではこのような髪形をする人はいなくなりました。しかし、いまでも卒業式や結婚式といった重要な儀式ではこの伝統的な形式が継承されています。
装飾品は、改良され昔のように飾りは重たくありません。だいたい500グラムぐらい!
昔よりは、とても軽いものになりました。
そうそう、この髪型、一時期注目されたことがあるのですよ。
世界中でとても有名な映画「スターウォーズ」に出てくる女王アミダラの髪型の
モチーフになったためです。
この髪型や髪飾りを見てみたいと思われるかたは、ウランバートルにある民族歴史博物館をぜひ訪れてみてください。実際に見ると、ちょっと昔にタイムスリップしたような不思議な気持ちになるかもしれませんよ!
それではまた・・・