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モンゴルのお正月ツァガーンサル!
投稿日時:2015年1月7日 水曜日 カテゴリー:モンゴルの最新情報
日本のみなさん、明けましておめでとうございます。
01月07日 水曜日。
本日、ウランバートルは晴れです。予想最高気温は-12℃ 予想最低気温は-20℃です。
服装はコートや帽子や手袋やブーツ等が必要です。
今年もよろしくお願いいたします。
今日はたびびとのたまごがご案内するモンゴルぷらんについてお届けいたします。
モンゴルは12世紀ごろから旧暦で新年のお祝いをしています。
このお祝いをツァガーンサルといいます。
ツァガーンサルはモンゴルのお正月です。
ツァガーンサルをどのようにお祝いしたかによって、その年が良い年になるかどうか
判断されるという言い伝えがあり、モンゴル人は豊富な食べ物でお客さんをもてなし、
家族で盛大にお祝いします。
ツァガーンサルの準備の中心はおもてなしの料理の支度といっても過言ではありません。
メインとなる食事はオーツ(解体した羊一頭の肉を骨付きのまま煮たもの)、
ボーズとバンシ(肉餃子のような料理)、へウイーンボーブ(油で揚げた楕円形のお菓子)です。
飲み物はスーテイツァイ(ミルクテイ)アイラグ(馬乳酒)、シミーンアルヒ(蒸留酒)です。
日本でいう大晦日は「ビトウーン」とよばれ、食事の準備が終わるとテーブルの上に食べ物を置きます。
さらにウイーンボーブをピラミッドのように奇数段3、5、7段に盛り付け、アールール、チーズ、ウルム等の
乳製品で飾ります。お父さんがオーツの形を整えてお皿にのせます。
空に星が輝き、夜になったらまず、神様に灯と食べ物を供えます。
またスーテイツァイ(ミルクテイ)を沸かして、ボーズを蒸して家族で大晦日をお祝し年越しします。
元旦の朝早く起きて、新しいデール(民族衣装)を着て、子供たちが両親に新年の挨拶をします。
しかしモンゴル伝統的な習慣によって夫婦はお互いに挨拶をしません。
なぜならば、夫婦は一心同体と考えられており、挨拶はしないのです。
家族で挨拶を終えてから親戚の家を回って食事をします。
お客さんが家に訪ねてきたときは盛大におもてなしをいたします。
ちなみに、今年のツァガーンサルにあたる日は2月19日です。
ツァガーンサルを体験してみたいと思われる方は“たびびとのたまご”へお問い合わせください。